アウトドアGPSで出来ること

アウトドア用GPSでは機種によって様々な機能があり用途によって様々な使い方できますが、現在位置情報表示と軌跡の保存機能が一番重要な機能となります。

現在位置情報表示は上空にある衛星から現在地を割り出しているため、空が開けている事が重要となります。GARMINのハンドヘルドGPSやアウトドアウォッチの多くはGPS/GLONASS/準天頂衛星みちびき/Galileoに対応しており、GPSのみの時と比べて精度がよくなっているので、木々が生い茂っているような環境下でも現在地表示をサポートしてくれます。受信環境が良ければ誤差は数m程となりますので特に登山にはとても役に立つツールの1つと言えます。

ただし、アウトドアGPSは故障、紛失、電池切れの可能性もあるのであくまでサポートツールとして持ち、登山する際には紙地図とコンパスは必ず持っていくようにして下さい。



GPS/GLONASS/みちびき

また、軌跡保存機能があるので保存されたルートをたどってスタート地点へ戻る事(トラックバック)も出来ますし、途中のお気に入りのポイント(例:高山植物生息地や景色がキレイな所など)を登録する事で次回再度訪れる際にも役立ち、写真と軌跡を連動させることで登山や旅の思い出を振り返ることも楽しみの1つとなります。

ウォッチ型のアウトドアGPSでは過酷な環境下でも耐えられる素材で作られている機種が多く、登山だけでなく海上や上空でも使用でき、一部機種では地図表示も対応しているので登山にも役に立ちます。

GARMINのアウトドアGPSは登山ルート作成・閲覧などをBaseCampで行ったり、Garmin Expressを使ってGPS機器本体のソフトウェアの更新等も可能です。



Garmin Basecamp

自分に合ったアウトドアGPSを見つけよう!

自分に合ったアウトドアGPS機器を見つけるにはまず、“GPS機器でどんなことをしたいか”、という目的を明確にする事が重要となります。

例えば・・・
●登山をするため登山ルートを確認し、軌跡を残したい。
●GPSを使って自分の位置を地図で確認したい。などなど・・・

使用目的を決めた上で次に、詳細地図が必要か、バッテリーの持続時間はどうか、気圧高度計は必要か・・・等を確認しながらおおよその機種を決めていきます。

GARMINのGPS機種から選びたい場合、大きく分けて以下の事を決めると良いです。
※各項目をクリックで説明に飛びます。



ハンドヘルド型 or ウォッチ型

ハンドヘルドGPSは、その名の通り手に持つタイプのGPS機器です。画面が大きく地図画面や色々な項目が良く見えて、ボタン操作またはタッチパネル操作で使用します。
GARMINのハンドヘルドGPS:Oregon/GPSMAP/eTrex・eTrex Touch

ウォッチ型は説明するまでもなく時計型で腕に取りつけて使用します。画面の大きさは限られておりますが、腕時計なのですぐに画面を見ることが出来、持ち運びも楽です。また、腕時計としての普段使いも可能です。ただし、Foretrex 601は普段使いが出来る機種ではございません。
ウォッチ型はこちら




日本語版 or 英語版

GARMINには日本語版と英語版の機種がございます。
日本語版は画面表示が日本語なのでとても扱いやすいです。また、日本語⇔英語の表示選択が可能です。
ただし、日本語版の価格は英語版よりも高くなっております。
英語版機種は日本語が搭載されていませんが、その他海外の言語が多く搭載されているので英語や他の言語を必要としている方、海外で使用する方等には最適です。

日本語版はこちら
英語版はこちら




地図搭載可 or 不可

GARMINは日本登山地形図(TOPO)や日本道路詳細地図(CityNavigator)といった、GARMIN社製の地図がございます。

登山地形図は登山ルートや10m等高線表示、様々な主要ポイント等が搭載されており、登山をする方にはとても便利な地図となります。詳細はこちら
道路詳細地図は、主要道路はもちろん細い路地や様々なポイント、地名などが含まれており、カーナビのようにナビゲーションも可能です 詳細はこちら

一番注意して頂きたいのが、英語版の機種には日本登山地形図、日本道路詳細地図が使用出来ない事です。GARMINには海外の登山地図、道路詳細地図もあり、海外の地図は日本語版機種にも英語版機種にも使用可能でございます。
上記の日本登山地形図(TOPO)や日本道路詳細地図(CityNavigator)を搭載できる機種:Oregon/GPSMAP/eTrex・eTrex Touch

また、現在は全てのハンドヘルドGPS機種に、あらかじめ【日本詳細地形図2500/25000】が搭載されております。登山道や様々なポイント情報がございますので上記の日本登山地形図(TOPO)を別途購入しなくても登山等のアクティビティが可能です。

【日本詳細地形図2500/25000】についての詳細はこちら>>


ボタン操作 or タッチパネル操作

以前からGARMINのGPS機器を使用している方はボタン操作に慣れているようでボタン操作が出来る機種を好まれますが、スマートフォンのようにタッチパネル操作が出来る機種もあり、お好みでお選びいただけます。

ボタン操作メインの機種:GPSMAP/eTrex/fenixなど
タッチパネル操作メインの機種:Oregon/eTrex Touch




気圧高度計・3軸電子コンパスは必要?

GPS測位により高度を知る事は出来ますが、GPS測位による高度の値は精度が劣るので、気圧高度計を搭載する事により、より精度の高い高度情報を取得できます。登山やパラグライダーをする方等、高度や上昇下降を重要視される目的があれば気圧高度計が搭載されている機種が必要です。

気圧高度計同様、GPSの測位による複数のデータにより方向を定めることが出来ますが、3軸電子コンパスが搭載されていない機種では機器を水平にする必要がありますが、3軸電子コンパスは地磁気を元にする為、即座に方角が分かり、機器を水平にしなくても正しい方角を示してくれます。

気圧高度計・3軸電子コンパスが搭載されているアウトドアGPS機器:
Oregon/GPSMAP/etrex 30xJ/32xeTrex Touch 35J/FT601/fenix/Instinct




連続使用時間は?

連続使用時間については、機種ごとの仕様に記載の時間はあくまでも目安となります。各GPS機種の使用時の設定やバックライトの明るさ、点灯時間、使用環境により大きく左右される場合がございます。記録間隔が短かったり、バックライトを長時間使用したり、GPSが上手く受信出来ないような環境ですとバッテリーの消耗が激しくなります。それでもGARMIN発表の仕様によると連続稼働時間が16時間や25時間のモデルもあり、電池交換タイプの機種は予備バッテリーを持参していれば安心して使用出来ます。

連続稼働時間16時間:Oregon/GPSMAP/eTrex Touch
連続稼働時間25時間:eTrex
乾電池交換タイプ機種:Oregon/GPSMAPシリーズ/eTrex・eTrex Touchシリーズ/FT601
※fenix, Instinctはモードにより異なります。




    
 
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