10年以上の実績から考慮されたGPS腕時計の最新モデル。GARMIN fenix(ガーミン フェニックス)はこれまでのシリーズとは異なり登山、バックカントリー、トレイルラン、ハイキング、スポーツなどなど利用シーンの垣根を超えたABCウォッチです。
A:高度計(Altimeter)
B:気圧計(Barometer)
C:コンパス(Compass)
を搭載した腕時計の総称をABCウォッチと呼びますが、さらにfenixはプラスαで
GPS(測位機能)
ANT+(外部センサー)
機能も付いており、まさに時計型デバイスの最高峰といっても良いではないでしょうか。
稼働時間は(約16時間>GPSモード 毎秒測位時),(約50時間>GPSモード 60秒間隔測位時)を実現。バッテリーは充電式の内蔵リチウムバッテリーでUSBより外部バッテリーから充電をおこなうことも可能です。
また、防水機能は50m防水でこれまでの生活防水(IPX7)よりも向上し、耐衝撃性にも優れ、使用温度範囲も-20度~50度ございます。重量も約85gと適度な付け心地があります。
モデルは英語版(リンク)、日本語版(リンク)とあり、日本語版に更にうれしい機能として
準天頂衛星みちびき対応
残距離表示 ※ナビゲーション時のコンパスページに残距離を表示
ポップアップメッセージ表示 ※経由地、目的地到着時にガイダンスを表示
が付いています。
GPSのON/OFFもボタン1つで簡単におこなえるのでムダな電池ロスを防ぎ、GPSオフの時計モードの状態であれば約42日間、動きつづけます!
普段使いのアウトドアウォッチとしてもおすすめのアイテムです。
■コンパス画面
GPSは衛星測位時により自身の位置は特定出来ますが、向いている方角がわからないため、複数の測位データを元にそれを計算で割り出しています。電子コンパスは地磁気を元にするため即座に方角がわかります。一般的なコンパスと同様です。更に縦軸を認識する3軸コンパスとなっていますので機器を水平にしなくても、正しい方角を示すことができます。
|
■気圧高度計画面
GPS測位により緯度経度の座標以外に高度を知る事が出来ます。しかし、水平方向の緯度経度に比べて垂直方向の高度は、精度が劣るという特徴を持っています。その点で高精度の気圧センサを併用するfenixでは、より精度の高い高度情報を得ることが可能となり、微妙な上昇下降などのトレンド情報も確認可能です。また、移動していない停滞時には定点での気圧変動を知る事も出来ますので、天気の予測にも役立ちます。
|
■残距離表示画面*日本語モデルのみ
ナビゲーション時のコンパスページで経由地、目的地までの残距離の確認ができます。また、60m手前からコンパス周囲の度とリングでも残距離を表示します。
|
■ポップアップメッセージ*日本語モデルのみ
ルートナビゲーション中の経由地到着時にポップアップメッセージを表示しお知らせします。
|
Bluetooth Smartに対応のfenixはスマートフォンやタブレット端末上のアプリを使い様々なデータ管理や情報交換ができます。
「BaseCamp Mobile(ベースキャンプ モバイル)」をAppStoreからダウンロードしてインストール。アプリを起動してfenixをBluetooth Smart経由で接続させます。スマートフォン上に表示された地図にルート、軌跡、ウェイポイントのデータを重ねて表示させたり、ガーミン社のサーバー上に存在するクラウド領域とデータ交換する事が可能。
屋外でもクラウド上に準備しておいたルートデータをその場でfenixに取り込み利用することが可能です
※記録した軌跡を表示した例
[データ送受信の操作手順] 1.GARMIN FENIX のオレンジボタンを押します。 2.Share Data を選択 3.BaseCampを選択 4.iPhoneのBasecampアプリを起動して>ログイン>デバイスの選択>スキャン完了 |
その他、「Garmin Connect Mobile(android /
iPhone)」ではデータの閲覧、アクティビティ作成、メール送信が可能です。
PCとUSBケーブルでfenixJを接続すると、「Garmin Adventure」ではアクティビティの情報交換が可能です。BaseCampに保存した軌跡やポイントの他、画像などのデータもアップロードできます。
◎fenix(フェニクス)紹介動画 |
GARMIN fenixはさらにANT+の各センサーに対応しておりアウトドア以外のスポーツでも利用することが可能です。
本機の機能の中に プロフィール機能*1
というものがありfenixをどのような利用目的で使うかを決めることができます。
しかしランナー用途に特化した「フォアアスリートシリーズの910XTJや610」などとは違い、仮想の伴奏者の設定がおこなえるバーチャールパートナー機能や心拍ゾーンの細かい設定、トレーニング効果の測定、高度なインターバルトレーニングなどトレーニングの種類の設定などはおこなえません。スポーツ&フィットネス要素の機能を重視される方にはファアアスリートシリーズがおすすめですね。
その他には素材やカラーが異なるベルトを付け替えることができ、好みにあった組み合わせが可能です。
■各色リストバンド |
||
■レザーバンド |
■リストストラップ |
GARMIN fenix 製品データ(日本語版)
ナビゲーション機能 |
◾ウェイポイントとアイコン: 約1000ヶ所のウェイポイントがアイコンと共に登録可能。 ◾ルート: 逆転可能な50本登録可能。 ◾トラック: 内蔵メモリには10000ポイント、100の軌跡を自動的に記録。 ◾内蔵メモリ: 20MB。 ◾ベースマップ:あり。 ◾詳細マップ:非サポート。 ◾アラーム: 目覚まし時計以外にも、カウントダウンタイマーやストップウォッチ機能が使用可能。 ◾測地系: 100種類以上の測地系とユーザー独自の測地系に対応します。(初期設定は世界測地系WGS84です) ◾位置フォーマット: 緯度経度は日本では一般的な、度・分・秒の他、 UTM/UPS Maidenhead MGRS Loran TDs など、各種設定に対応しています。 |
---|---|
トレーニング性能 |
◾表示可能なデータ:距離/時刻/高度/ラップタイム/心拍数/カロリー/ケイデンス/平均ケイデンス/スピードなど・・・。他 ◾記録可能なデータ: 約1000ラップ ◾アラート通知: 音とバイブレーションでお知らせします ◾自動ラップ: 予め設定した距離で自動的にラップを刻み、ポップアップ表示します ◾自動ポーズ: 信号待ちなどで計測を自動的に一時停止します ◾オプションセンサが使用可能: 心拍計の計測にはハートレートセンサー、トレーニングにはフットポッド、自転車で使用する際にケイデンス&スピードセンサ(ケイデンスのみ有効)がお使い頂けます |
GPS性能 |
◾受信性能: 高感度GPSチップ採用(準天頂衛星みちびき対応) ◾位置精度: 10mRMS未満、95%標準 ◾デファレンシャル: MSAS/WAAS ◾インターフェース:ワイヤレス通信/Bluetooth smart |
センサ |
◾電子コンパス: 三軸コンパス ◾気圧高度計: 高度及び気圧を表示 |
本体仕様 |
◾ディスプレイ: W 30mm x H 30mm / 70 x 70 ピクセル / モノクロ / 自動点灯機能付バックライト ◾サイズ: W 49.5mm x H 49.5mm x D 17.4mm ◾重量: 85g ◾稼働時間: 約16時間(GPSモード 毎秒測位時) 約50時間(GPSモード 60秒間隔測位時) 14日間(時計モード 気圧計、コンパス常時オン) 42日間(時計モード 気圧計、コンパスオンデマンド) ◾使用電池: 充電式リチウム ◾防水性能: 50m完全防水 ◾使用温度域: -20°C ~ 50°C ◾操作インターフェース: 5ボタン |
データ管理 |
◾スマートフォンアプリ:スマートフォンを利用したアプリ「BaseCamp Mobile(iPhone)」「 Garmin Connect Mobile(android/iPhone)」でデータ交換等が可能。 ◾インターネットコミュニティ:ガーミンが運営する「Garmin Adventure」、「BaseCamp」で、アクティビティの情報交換が可能。 |
関連記事
【製品特集】日本登山地図(TOPO10mPlus)V2特集
ガーミン(Garmin)日本語版ハンディGPS対応の登山地図をご紹介!旧バージョンからの進化点と活用法を紹介します!
【製品特集】GARMIN GPSMAP62SCJ日本語版特集
デジカメ搭載で日本登山地図V2も入れられるガーミン(Garmin)ハンディGPS「GPSMAP62SCJ日本語版」をご紹介します!