GPS・GARMINのIDAトップ > GPS徹底ガイド > 製品特集 > GARMIN GPSMAP62SCJ日本語版

GPS徹底ガイド 製品特集

garmin map62scj日本語版

 

販売終了 新機種へのリンク

 

大自然に分け入り、雄大な山と過酷な環境に立ち向かっていく場面も出てくる山歩き。自然の豊かな景色を眺め、感動する体験ができる一方で、気候条件の変化や地形の変化など思いもよらない様々な出来事が起こります。安全な山歩きのためには、現在地を正しく知り、正しい状況判断をすることが安全確保のために何よりも大切です。今やその道具として欠かせないものの一つとなったGPS。今回はMAP62SCJを例に、その活用方法を見ていきましょう。



一般にハンディGPSという愛称で呼ばれているのは、主にハンドヘルドGPSのこと。電池で駆動し手に持って携帯しながら使えるGPS受信機のことを指します。複数のGPS衛星から電波を受信することで、三角法のような方法で、受信するまでの時間等を利用し自分の位置を求めます。 上空からの電波を受けて位置を把握するため、目標物が無い場所や登山道が整備されていない場所でも正確に位置を把握することができます。
現在では、単なる位置把握ではなく、事前にルートを作成した情報に従ってナビゲートしたり、高度表示により距離以外に高低差を意識したシミュレーションを行ったり、山登りの履歴をパソコンで管理することもできるようになりました。




GPSというと、非常に難しいもののように聞こえますが、使い方は非常に簡単です。基本的には、電源を入れれば、自動でGPS衛星を捕捉してくれます。なお、GPS電波は衛星から放射されていますので、GPS衛星を捕捉するには、上空が開けた場所で行ってください。GPSが捕捉できたら、メニュー画面の「地図」をタッチすることで、現在位置が表示されます。


実際に登山に行かれる前に、登山ルートを作成しておくと、より安全に安心して登山を楽しむことができます。日本登山地図(別売)をMAP62SCJに転送すると10m間隔の等高線データや登山道や林道が表示されます。各登山道には登山口・届出、水のみ場、注意箇所などのポイントデータが表示することができます。コース入口や分岐点、休憩場所、山頂などいくつかの地点をウェイポイントで設定しておけば、ルート作成どおりに登山が楽しめます。
今回ご紹介するMAP62SCJはルート作成以外にも、電子コンパス、高度計、移動距離、速度、日の出日の入りの時刻など、登山に必要なものは一通り備えています。※下の動画はMAP62stとなります。






今回ご紹介するMAP62SCJは、デジカメを搭載しております。もちろんただのデジカメではありません。写真とともに、GPSによって得られた位置情報を同時に記録しています。GPSMAP62SCJのディスプレイ上および、ガーミンの「BaseCamp」ソフトウェアにて撮影場所の特定が可能となります。写真を撮るだけで、写真の場所までナビゲートするといったことも可能になりました。
美しい風景を写真に収め次回来た際に同じ景色を見る、あるいは違う季節に訪れて季節の移り変わりを感じるなど、登山の楽しみ方がまた一つ増えました。

 

 


登山を終えて自宅に戻ったら、USBケーブルで本体とパソコンとを接続し、地図表示ソフトウェア「ベースキャンプ」や「カシミール3D」で、軌跡のデータを立ち上げてみましょう。ファイルを開くと、登山で歩いた軌跡が地図上に表示されます。USBで接続すれば、ほとんどの場合自動でMAP62SCJを認識しますので、とても簡単です。

パソコンで見ることにより、いろいろな角度からデータを分析できます。カシミール3Dにルートと軌跡を表示させることで、よりリアルに山登りを再現することも可能です。登山の時に得た感動体験を、自宅でいつでも再現できます。

 

ハンディGPS機最上位モデルには様々な機能が搭載!

■みちびき対応

遮蔽物があっても心強い味方



日本が整備を開始した独自の測位システム。準天頂衛星システム(みちびき)と呼ばれ、日本の空の真上に長い時間位置することができるような軌道を描いて飛んでいます。真上を通過する衛星ですので、高いビルや深い渓谷でも電波が他のGPS衛星と比較するとより良い情報を得ることができます。また、遮られるケースも少なくなります。ですのでより安定した受信が可能になります。

※2013/1月現在の1機での運用時は、1日の内8時間の「補完信号」の利用が可能。
※補強信号には対応しておりません。
準天頂衛星「みちびき」の信号受信イメージ

 



■カメラ機能
撮影場所の記録

GPSの位置情報と連動したオートフォーカスデジタルズームカメラが搭載されております。ですので、撮影した写真には位置情報が自動的に埋め込まれ記録されます。パソコン等でデータ転送をおこなったうえでの後処理の必要が無くなりました。
写真の解像度は3種類【1MP、2MP、5MP(メガピクセル)】のサイズから選択ができ、本体の解像度設定ページから指定サイズの残り撮影可能枚数を確認することができます。尚、撮影した写真は、内蔵メモリまたは本体のスロットに装着したmicroSDメモリに保存されます。こちらも設定ページからいづれかに保存するかを選択可能です。
フォトナビページで写真の位置情報が確認できます

 



■クアッドへリックスアンテナ

どんな向きで持っても最高の感度を



4本のアンテナがヘリカル状に配置されたクアッドへリックスアンテナは、広い指向性を持っているため、立てても横にしても寝かせても斜めにしても、安定して衛星信号が受信出来ます。60シリーズから受け継がれた革新的なデザインです。
螺旋状に配置されたアンテナ指向性イメージ

 



■プロにも満足な豊富な機能

電子コンパスと気圧高度計



GPSは測位(受信)することにより自身の位置を特定出来ますが、GPSを持った方が向いている方角まではわからないために、複数の測位データ(2点間以上)を元にそれを計算で割り出しています。一方、電子コンパスは地磁気を基にするため即座に方角情報を得ることができます。MAP62SCJに内蔵されている、3軸コンパスは機器を水平にせずとも、正しい方角を示すことができます。
電子コンパス


GPS測位により緯度経度の座標以外に高度も知る事が出来ます。しかし、一般的に水平精度の緯度経度に比べて垂直方向の高度データは、精度が緯度経度よりも劣るといわれております。そこで、高精度の気圧センサを併用する事で、より精度の高い高度情報を得ることが可能となり、上昇下降などの経過情報も気圧・高度ページ画面から確認可能です。また、移動していない停滞時には定点での気圧変動を知る事が出来るので、今後の天気予測にも活用することができます。

気圧高度計

 



■カラーTFTディスプレイ

炎天下でも、星空の輝く闇夜でも



道は茶色、川は水色、公園は緑など、各情報ごとに見やすいよう色分けされています。アウトドアシーンにおいてハンディGPSの画面から「如何に情報を素早く得られるか?」という事を考慮して設計されており、大きなアドバンテージになります。また、半透過型ディスプレイは、直射日光下や晴天の太陽光、雪上反射、暗闇でも、通常のディスプレイでは到底太刀打ちできないような厳しい条件下でも視認性が確保できるのが特徴です。実績を積み上げてきたGARMIN社ならではです。

 



■地図格納機能

日本国内から海外まで、山から海まで



地図格納可能なMAP62SCJは、日本国内のカーナビレベルの詳細道路地図や、二万五千分一地形図&登山道収録の山地図、航海参考図(海図)、世界各国の道路地図や地形図等、ガーミン社がラインナップしている世界中のマップがご利用頂けます。

※詳細地図マップには、ナビ本体の内蔵メモリやmSD内に地図転送可能な【DVD版】とmicroSD/SDメディアで提供される挿入するだけでりようできる、【microSD/SD版】がございます。両者の違いはよくある質問集でも紹介させていただいております。
使用用途に応じて地図をご活用下さい

このページのトップへ

 

関連記事

【製品特集】日本登山地図(TOPO10mPlus)V2
ガーミン(Garmin)日本語版ハンディGPS対応の登山地図をご紹介!旧バージョンからの進化点と活用法を紹介します!

【製品特集】K-18U特集
長時間記録型GPSロガー「K18U」を紹介します!

今回紹介した商品

GARMIN
  MAP62SCJ日本語版

販売終了しました。\-