本製品、「PiPi」は誰でも簡単に取り扱える放射線カウンター(ガイガーカウンター)を模索し製造された日本製の放射能測定器です。
ハンディタイプの測定器は他にも様々な種類が発売されておりますが、GPS機能付きで乾電池稼動できる測定器は国内でもpipi以外、他には無いのではないでしょうか。GPS機能を使うことで移動しながら広範囲を一括で測定できることが最大の売りですが、本製品発売元(株式会社インフロー)の本製品への開発までの過程と理念にはとても共感いたします。こちらから本製品ができるまでのインフロー様の経緯を紹介させていただきます。
動作はいたって簡単、誰でも測定が可能です。
背面の電池蓋を外して、単四電池を2本いれるだけ!
あとはスイッチをONにするだけで動作いたします。
PiPiは使用目的にあわせて、3つのモードから測定することが可能です。
モード名 | 停止モード (GPSオフ) |
停止モード (GPSオン) |
移動モード (GPSオン) |
表示条件 | トータル計測時間の平均値を常に更新して表示します。 |
100CPまでの平均値を常に更新して表示します。 |
1分間の平均値を10秒ごとに更新して表示します。 |
測定時間 | 制限なし |
100CPになると計測自動終了 |
制限なし *約18時間分のメモリ量 |
使用状況 | 定点の放射線量を5分以上測定する際に使用してください。 |
定点の放射線量を100CPまで測定する際に使用してください。 |
車や徒歩などで移動しながら測定する際に使用してください。 |
動作時間は以下のとおりとなります。
<約600mAhのアルカリ電池時の参考数値>
■ GPS機能OFF:約10時間
■ GPS機能ON:約2~3時間
GPS機能を使っての計測時はやはり、衛星受信をおこなうにあたり消費電力がかかってしまうので長いとは言えません。それでも2時間あれば、個人レベルで計測する分には十分ではないかと思われます。
もっと長く動作させるには高容量のリチウム電池や、外部バッテリーを併用する方法があります。8800mAh
ポータブルエナジーステーションを使えば、単純計算でも20時間以上は稼動させることができます。
外部バッテリーと併用する際は、USBの差込み口が外れないようご注意願います。
PiPiの最大の特徴である、GPS機能を使えば、ご自宅の周辺や通学路、通勤路、学校や会社の敷地やレジャー施設、牧場、工場などの広範囲の線量を一括で記録することができます。
記録したデータは専用のマップ(Google Map)に表示させることができます。
データの公開/非公開をアップロードする際に選択できます。データは公開せずに自分だけのデータとして管理することもできます。
専用マップはこちらから
■放射線と放射能とは。
■放射線に関する単位
■自然放射線と人工放射線
放射線には、宇宙線などの人類誕生以前から地球上に自然に存在している自然放射線と、レントゲン撮影に用いるX線など、人工的に作り出した人工放射線とがあります。発生の過程が異なりますが、どちらも放射線によってどれだけ影響があるかは、実効線量当量で評価されます。
■日常生活と放射線
放射線や放射性物質は私たちの日常生活における至る所に様々な形で存在しています。自然放射線でいえば、空から宇宙線が降り注ぎ、大地やコンクリートからも放射線が出ています。毎日食べている食物の中にも放射性物質は含まれています。また、健康診断や病気の治療にも人工の放射線が使われています。原子力発電所周辺の線量目標値はこれらと比べると極めて低い値になっていますが、実績で見るとこの目標値を更に下回っています。
■日常生活における放射線
PiPi 製品データ
製品名 | 放射線カウンター「ピピ」 |
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付属品 | 取扱説明書、保証書、単4アルカリ電池×2本、USBケーブル |
電池寿命 | <約600mAhのアルカリ電池を使用する時の参考値> GPS機能オフ時、1日1時間使用で約10日 / GPS機能オン時、約2時間から3時間 |
表示数値 |
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検出器 | ガイガーミュラー管J304 ※Cs137の標準線源を用いて個体ごとの感度の校正を全数に対して行い、補正係数を設定してから出荷します。 ※本機の平均的な感度は、117cpm/(uSv/h) (Cs137)です。 |
防水機能 | なし |
測定対象 | β線、γ線(※付属のアルミカバーをつければγ線のみ測定可能) |
測定範囲 | 0.04μSv/h(5分間測定時)~ 9.99μSv/h |
メモリ | 移動モードで約18時間の測定データが保存可能 |
本体サイズ/重量 | 120mm(最大幅) ×150mm(長さ) ×厚み22mm / 約120g |
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