従来、VHF無線機は大型船や旅客船などに限られて利用されていましたが平成21年の電波法の改正により免許の申請手続きが簡素化されプレジャーボートや小型漁船など一般の小型船でも搭載しやすくなりました。マリン業界ではすでにご存知の方が殆どと思われますが近年のプレジャーボートの急速な普及で、広く一般の方でも海にでる機会が多くなりました。そのため安全な航海のために不可欠なVHF無線機(総務省技術適合品)を日本国内で兼ねてより扱う八重洲無線機社(旧:株式会社スタンダード)、製品の販売をこの度、開始させていただきました!
これを契機にYAMAHA発動機株式会社との契約を取り交わし、約10,000アイテムを超える同社製品を取り扱えるようになりました。GPS機能搭載の国際VHF無線機をかわきりにマリンアイテム(航海計器・フィッシング・ヨット・マリンジェットなど)を扱うオンラインショップとしてのIDA-ONLINEもよろしくお願いいたします。
国際VHF無線機は世界共通仕様で57の周波数を使って国籍を問わず、船舶同士が安全に航行できるようにするために不可欠な無線通信方法です。マリンバンド、また英語では”marine
VHF band”と呼ばれおります。
本製品を利用するには第3級または第2級の海上特殊無線技士以上の資格と船舶局の開局申請が必要です。また、DSC機能(*1)を使用するには、第2級海上特殊無線技士以上の資格が必要になります。詳しくは【免許取得までの流れ】を参照ください。
VHF無線機は従来、大型船や旅客船に限られて利用されていましたが2009年9月の法改正により免許の申請手続きがもっと手軽におこなえるようになりました。
背景には2008年のイージス艦衝突事故を契機に船舶の規模・種別に関わらず安全に航行がおこなえるよう相互通信できるシステムの整備が必要となったためと言われております。
本製品はGPS付きモデルもありますが製品の基本は無線機となります。そのため日本国内で使用できるトランシーバーは、総務省の技術適合証明に合格した国際VHFトランシーバーのみに利用が限られます。
海外製品のVHF製品を輸入し利用する際には上記の技術適合証明を取得する必要があり、無線機以外のでコストが必要となってしまいます。
弊社では国内にて証明を取得した製品のみを販売させていただいております!
■HX851JL ブルーウェーブGPS | ■GX2150J マトリックスAISプラス |
*レーダーもしくはマリンVHFで開局申請を既に行っている方は、このマニュアルとは異なります。
これから新規に国際VHFをお考え、利用開始の前に
【無線従事者資格】、
【無線局(船舶局)免許】の
上の2種類の資格取得が必要となります。
【無線局】の新設開局申請は、【無線従事者資格】免許取得後となります。
必要な免許は扱うVHF無線機により等級が異なりますのでご確認ください。
免許取得までの簡単な流れは以下となります。
*合格日から免許交付まで約3週間 |
【詳細はこちらをクリック】 *無線従事者資格免許について *免許取得方法・費用 *お問い合わせ先 |
|
↓ | ||
【詳細はこちらをクリック】 *無線局(船舶局)免許について *開局申請の方法 *開局にかかる費用 *申請に関する必要な書類 *申請書送付先 *お問い合わせ先 |
||
↓ | ||
【当店取扱、国際VHF無線機】 *ハンディタイプ *フレックスドマウントタイプ |
||
↓ | ||
VHF無線機を利用すると何かがおこなえるの?
簡単に説明すると、下の図のように従来は大型船のみ装着義務が有り、通信がおこなえておりましたが漁船やレジャー船などは周波数帯が異なったりと限られた船舶間での通話したおこなえなかったのをVHFを利用することで垣根なく、海上にある全ての船舶同士が相互通信がおこなえるようになります。
簡略図
↓ VHF無線機を導入すると・・・
また、DSC機能搭載(*1)の機種では、緊急時に遭難信号(DISTRESS)を発信することで、GPSで得た自船の位置情報を遭難信号を周囲の船舶や海岸局に送信することができます。
*第2級海上特殊無線技師資格と船舶局の開局申請が必要です。
以下のオプションの【7インチワイドGPSチャートプロッター】を接続すると自船の位置に加え、他船の位置情報も地図上でリアルタイムで確認することができます。また、AIS(*2)機能搭載のGX2150Jでは「衝突防止警報機能」が付いており、船舶名称、呼出符号等の静的情報と、進路、速度などの動的情報を自動的に受信し、互いの船舶が衝突進路にある場合にアラームで知らせる便利な機能を持っております。
■CP300i GPSチャートプロッター【7インチワイド】 |
【DSC機能】(*1):
緊急時に遭難通報(DISTRESS)を発信し、GPSにて得た自船の位置情報と遭難信号を周囲の船舶や海岸局に送信する機能。
【AIS】(*2):
「AutomaticIdentificationSystemエーアイエス:船舶自動識別(装置)」は、大型船舶、義務船舶等に大型船舶、義務船舶等に搭載される船舶自動認別装置で、船舶の位置情報や針路、速度などをVHF帯電波で定期的に送受信し表示するシステムです。昼夜の荒天時や島陰、濃霧等でレーダーの電波の届かない場所を航行する船舶の動きも把握でき、航行管制、衝突防止、捜索救助に役立っています。
製品比較はこちらをクリック |
■国際VHF無線機 |
HX851JL ブラック | HX851JL マリンブルー | HX751JLB ホワイト | HX751JL ブラック | |||
GX2150J マトリックス | GX1600J エクスプローラー | GX5500J クアンタム | ||||
■国際VHF無線機関連アクセサリーはこちらから |
その他の記事
【製品特集】ASG-2特集
あらゆるアウトドアスポーツに対応GPSロガー「ASG-2」を紹介!
【製品特集】ML-7S特集
超小型・軽量!GPSロガー「ML-7S」を紹介します!