マップマッチング
【説明】
カーナビゲーションなどの機能の一つで、GPSなどで観測した現在地の緯度・経度情報の誤差を補正するために、コンピューターに内蔵された地図情報を利用すること。
かつてGPSには大きなノイズが乗せられて精度が誤差100m程度と低かった時期があり、これを補正するために発達した機能がマップマッチングである。GPSなどで観測した現在地の位置情報の精度が低いと、内蔵した地図上に描画したときに道から大きく外れてしまっていることがある。そこで、自車の走っている方向などから、付近の地図で該当する道路を探し出して正しい現在地を推測するのがマップマッチングの手法である。
現在ではGPSの精度は±10~15m程度まで向上したため、マップマッチングの補正によってかえって間違った現在地を推定してしまう弊害が指摘されている。